スコアレンディングは日本と海外でどのように違うのかを比較しました。

海外のスコアレンディング

 

世界では経済大国のアメリカで、すでにスコアレンディングが先行してスタートしています。
J・ScoreのAIスコアレンディングは国内初のサービスとして話題になっていますが、海外のビジネスモデルを日本に導入した形です。

 

地球の形をしたクリスタル

 

ただし、海外でも本格的な普及はしていなくて、今後の成長を期待できる振興ビジネスという存在です。
J・Scoreはメガバンクのみずほ銀行とグローバル展開を進めて世界的な大企業へ成長しつつあるソフトバンクの共同出資によるもので資本金は100億円です。
運営会社の規模と信頼性でみれば世界最大級のスコアレンディングサービスだと評価できます。

 

アメリカで有名なKabbage(キャベッジ)

 

Kabbage(キャベッジ)はアメリカの中でも有名なスコアレンディングで2017年4月にソフトバンクが出資をしました。
国内企業ではリクルートも出資をしていて、2017年4月時点での企業価値は10億円ほどです。

 

キャベッジはジョージア州アトランタに本社を置くフィンテックスタートアップ企業で中小企業向けの無担保融資サービスを行っています。
SNSとの連動性を活かした独自のオンライン審査によって最短6分のスピード申込を可能にしています。

 

融資を希望する企業の公開しているSNSやSaaSといったオンラインサービスのデータを集約して人の手を使わないAIによる自動審査を行っています。
SaaS(サース)は「Software as a Service」の略で和訳すると「サービスとしてのソフトウェア」になり、クラウドサービスとの同意語に近いです。
ソフトウェアを介したクラウドになり、代表的なサービスおよび、スコアレンディングで連動を求められるのはクラウド会計ソフトです。

 

会計ソフトより、収益や財務状況をAIによってスコア化して融資可能の判断を行えるので、ビジネスローンで求められる決算書の提出の手間を省略してスピーディーな審査を可能にしています。

 

SNSの与える影響

 

Kabbageは事業用融資サービスですが、SNSの内容もスコアに反映されています。
アメリカのスコアレンディングはSNSの評価を重視する傾向が強く、以下の条件だと高評価を受けられます。

 

  • 友達、フォロワーの数が多い
  • 友達、フォロワーのユーザーの質や関係性
  • 投稿内容
  • いいねやリツイートの数

 

ポイントになるのは、SNSの公式アカウントで融資申込をするサービスに関連した投稿をどれだけ多くの人に見られているかです。
自分のアカウントの投稿だけではなく、シェア、ハッシュタグ、タグ付けなども反映されます。
さらに、AIによる与信評価プラットフォーム「ZAML」を運営するゼスト・ファイナンスではSNSの投稿の文章などもAIで自動分析して採点を行うサービスを提供しています。

 

実際に日本でも実名を使うFacebookを積極的に活用していて、友達やいいねの数が多くて、投稿する文章がしっかりしている人は、信用できそうなイメージを抱かれます。

 

頻繁に投稿している中で誤字・脱字が少なければ几帳面でしっかりしている性格を表しているので、融資した後もしっかり返済される可能性が高いと判断するのがSNSを活用したスコアレンディングの仕組みです。

 

日本はアメリカに比べてFacebookの利用率は低くて、Twitterで捨てアカ、サブアカを持つ人も多いなど匿名性の高いサービスが人気です。
日本でSNSを重視したスコアレンディングが普及するのは障害も多いですが、海外では日本以上に時代の変化とともに審査の仕組みが変わってきています。